地方独立行政法人の会計情報

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公立大学法人や地方独立行政法人に適用される会計基準その他の情報です

大阪大学の研究費不正使用がホームページに掲載されました

 12月25日に記者発表した研究費の不正使用に関する情報が12月28日付でホームページで公表されています。もう少し早く掲載すべきだと思います。

 大阪大学における公的研究費の不正使用について — 大阪大学

  12月25日の報道を受けて書いたのが下記のエントリーです。 

kaikeichihou.hatenablog.com

 大学の文書ってよくわかりませんね。

大阪大学においては、このたび公的研究費の不正使用の事案が判明したことに伴い、12月25日(金)に記者会見を行い、調査結果を公表いたしました。社会のみなさまに深くお詫びいたします。

 このように記載されていますが、誰が社会のみなさまに謝ってるんでしょうね。

 そして 、「総長のコメント」として下記の文書が掲載されています。

 「総長のコメント」

 総長が自分の大学で起きた不正について「コメント」って奇妙だと私は思います。一般企業で不祥事があった時に「社長コメント」という方法でトップの詫び文を掲載するようなことはしないと思います。

 私ならこの文書を公表ページの最初に直接掲載します。誰が謝っているのかよくわからない文書ではなく、トップの強い決意が伝わるので、見る人の印象は大きく異なると思います。

 内容の方ですが、取引業者3社に対する預け金の残高が発覚時点で1億7,036万円あったんですね。これは使用した後の残高ですから、不正経理自体は報道にあった1億5,000万円よりはるかに多い金額だったことになります。預け金の発生は平成11年度以前のようで、古い文書は残っていないので実態は闇の中ですね。

 調査報告書を見ると「平成22年10月より導入した事務部による全取引の納品事実の確認」が功を奏して防げた部分があるようです。単純な預け金を防止するにはやはり検品が大切ですね。このような効果的な対策をどんどん公表していただいて、それをお手本として他大学もどんどん取り入れるべきだと思います。

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