地方独立行政法人の会計情報

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地方独立行政法人の会計情報

公立大学法人や地方独立行政法人に適用される会計基準その他の情報です

国立大学法人秋田大学の平成26年度財務諸表

不正情報 開示例

不適切会計の秋田大学の財務諸表が公告されていました。

たまたま気付いたのですが、不適切な会計処理があった秋田大学の財務諸表が平成27年10月8日付の官報で公告されていましたので、情報としてメモしておきます。

全部載せるには多いので、損益計算書だけ掲載しておきますので、興味がある方は官報をご覧ください。

f:id:kaikeichihou:20151021085619j:plain

関連しそうな科目の前期比較も載せておきます。

金額単位は百万円です。

科目25年度26年度増減額増減率
(B/S関係)        
総資産 67,458 64,462 ▲2,996  ▲4%
純資産 25,556 25,605    49    0%
寄附金債務  2,038  1,227   ▲811 ▲40%
(P/L関係)        
寄附金収益     635  1,411     776 122%
経常損失  ▲328  ▲792  ▲464 141%
当期純損失  ▲329  ▲830  ▲501 152%

やはり寄附金収益の増加率は異様ですね。

財務諸表も公告されていますので、早く会計監査人と監事の適正意見の監査報告書も見たいものです。秋田大学のホームページにはまだ公開されていません。

 

ところで、この財務諸表は公告したということですから確定財務諸表ということです。ということは平成26年度の財務諸表の訂正を行わず、平成27年度財務諸表で前期損益修正損益や注記で平成26年度の誤りを補うということですね。

 

公表前に不正が発覚したのでどうするかと思っていたのですが、原則通りQ&A60-2の処理になるということですね。

Q60-2 臨時損益の区分には前期損益修正は含まれると解釈してよい

か。

A1 過去における見積りの誤り等が当期において発見された場合には、
過年度の損益修正額を当期の損益と区分する必要から、前期損益修正につ
いても、原則として臨時損益の区分に表示する。

2 ところで、国立大学法人等の財務諸表は、当該事業年度の業務運営の
状況等を示すものであることから、過年度の損益修正額を含む財務諸表は
当該年度の業務運営状況を正しく示していないことが問題となる。このた
め、文部科学大臣及び国立大学法人評価委員会等への説明目的で前事業
度比較財務諸表等を作成する場合には過年度の損益修正額については、当
該会計事象が生じた事業年度に正しい処理がされたものと仮定して比較財
務諸表等を作成することにより、当該事業年度の業務運営の状況等を正し
く表示することとする。

3 なお、文部科学大臣の承認を受ける正規の財務諸表(準用通則法第38
条の財務諸表)は、上記1の処理を行った財務諸表であり、上記2の前事
業年度比較財務諸表等は飽くまでも参考情報として作成するものである。
また、前事業年度比較財務諸表等には、前期損益修正額の金額、内容、当
該会計事象が生じた事業年度に正しい処理がされたものと仮定したことに
より生じた影響の状況等を注記するものとする。

 

 過去の記事を貼り付けておきます。

kaikeichihou.hatenablog.com

 

kaikeichihou.hatenablog.com

  

kaikeichihou.hatenablog.com

 

 

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